木戸じゅん。

~副題 is Nothing~

【ゲーム紹介】電車内椅子取りゲーム

電車内椅子取りゲームについて

ゲームの概要

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電車内椅子取りゲーム(Musical chairs game in a train)とは、主に都市部及び地方都市の公共交通機関「電車」において、ほぼ毎日開催されているゲームである。ゲームマスターや胴元のような存在抜きで始まるため、参加者にはルール遵守と高いマナー意識が求められる。自然発生的にゲームは始まり、乗客が参加者に加えられるため、ゲームしている感覚が希薄である。また習慣化しやすく、中毒性や依存性が確認されている。

 

ゲームへの参加手順

1.自宅近郊の駅へ行き、改札をくぐって電車ホームへ進む

2.ホームに電車が到着してドアが開いたら、車内へ進む

3.「空いている座席が無いか」と意識した瞬間にゲーム参加者となる

 

参加資格

・座席に座りたいと望む者には等しく参加資格が与えられる

・座席に座りたくない者、あるいは座る必要がないと感じる者には参加資格が与えられない

 

使用アイテム

・参加するための必須アイテムは特になし

・アイテムの使用に関しては、電車内マナーやルール、および公序良俗に反しない範囲で認められる

 

ゲームの勝敗

明確な勝ち負けの基準は設けられていない。勝ち負けの判定は完全に参加者自身に委ねられている。仮に「座りたくても座れない」まま下車しても、参加者が負けを意識しない場合、負けにはならない。勝利条件も曖昧であり、「座席に座れた瞬間に、座れてよかったと感じたならば勝ち」という感覚を覚えるか否か程度でしかない。

 

ルールおよびマナー

・基本的に、電車内におけるマナーやルール、および公序良俗に準ずる

・「すいませんが、〇〇(理由)なので、席を譲ってください」などの発言はルール違反ではない(テクニックの項「コール」に該当する)

・他の参加者に席を譲られて、遠慮したり拒否することはルールおよびマナーに反しないが、「私を馬鹿にしているのか」などと激昂する行為は周囲への迷惑であるため、マナー違反とされる

 

テクニック

日本の関東地方で広く使用されるテクニックを記載する。

スイッチ

 ・基本的な技術とされる。座席が空いた瞬間に座ること。

カバー

・スイッチの応用テクニック。あらかじめ降車する人を見極め、即座にスイッチへ移れるポジション(座席の前など)に立ち乗りし、座席が空いたらスイッチする。

サンライト

・環境を利用した上級テクニック。空席の多い状況で高い効果をのぞめる。窓から注ぐ日差しで、他参加者の目がくらんでいる隙を狙いスイッチする。

サマー・サンライト

・夏季(7~9月)限定で利用できるテクニック。日差しの注ぐ窓側席付近は高温になるため、空席率が他の席に比べて高い傾向にある。それを見越してカバーに入る。

フォレスト

・数人で乗車する際に使われるテクニック。グループで広い範囲をカバーすることができる。また、グループのうち1名が座席に座っていると、その横が空いたときグループ外の参加者はスイッチしにくくなるという効果もある。

 ノイズ・カンファレンス

・車内マナーに抵触する可能性のあるテクニック。数人で使用するテクニックという点はフォレストと共通する。大きな声でグループ会話し、周囲を不快にさせて他参加者を強引に離席させる。

リフューズ・バイ・センス

・非接触型コミュニケーションを利用するテクニック。自身の体臭・容姿・装備に不快感を覚えさせる要素を仕込み、反応した不特定範囲の参加者を離席させ、すかさずスイッチまたはカバーする。

コール

・数あるテクニックの中でも特に難易度が高いとされる。着席中の他参加者に対し「すいません」と声をかけ、「席を変わって(譲って)ください」と伝える。理由を添える・添えないは参加者の自由だが、コールが使われる際は理由が添えられるケースが多い。コールされたからといって他参加者が離席する義務は発生しない。しかし、コールする参加者に正当性や妥当性の高い理由が認められる場合、コールされた参加者が拒否することは難しいため席を譲ることになる。コールした参加者は感謝の意を伝えた後、スイッチを行う。

ショー・ダウン

・電車内椅子取りゲームにおいて最も高潔とされるテクニック。ショー・ダウンは参加者自ら離席し、他人に席を譲る行為を指す。離席する際に「よろしければ」などと声をかけると、非常にエレガントな印象になる。

 

ゲームの終了

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・参加者の資格である「座席に座りたい」という欲求を放棄すれば、いつでもゲームを終了することができる。