木戸めぐるの巡回動機

~副題はまだない~

【書籍感想】『定年まで待つな!』(著者:成毛眞氏)が自分とは異なる見解を持つ人が書いた本だった件

成毛眞氏の

『定年まで待つな!』

を読んだ感想をつらつらと書いていく。

どうしてこの本を本屋で手にとったか

 ミドルエイジ(40代~50代)のサラリーマンを対象に、これからの世界で生き抜く方法を指南する本だということは、目次を見た時点でわかっていた。自分はまだミドルエイジと呼ばれるような年齢ではない。だというのに、なぜ購入したのか。

まず、購入時のタイミング。自分にしては珍しく、本をゆっくり選んでいる時間がほとんどなかった。

次に、目次に「持ち家はすぐに手放したほうが良い」(意訳)という項目があり、自分の考えと被る部分があったからだ。

 

そして、全章を読み終わって抱いた感想は「これは自分とはかなり異なる見解を持つ人が書いた本だ」であった。

 

例えば、とあるヒット映画に対して、ある人は「表向きは派手だが深遠なる哲学を説く傑作」と評価するが、ある人は「テーマのない凡作バトルアクション」と評価する。このように、受取る側によって対象物への見方は変わる。

同じように、別人である私と著者は、異なる見解を持つというだけだ。

 

【注意!】

ここまで読んで「見解の相違」の及ぼす影響がわからない人は以降の文章を読むことはオススメしない。

この感想を書いている私と著者は生まれも育ちも経歴も異なる別々の人間である。

著者に対して私は好悪の感情を抱いていない。

著者は優れた経営者だ。だが、その事実は書籍の感想に影響しない。

 

見解の相違①:今後の世界の見通し

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世界の国々がこのままの見通しで成長もしくは衰退していくことを前提に書かれているように見受けられた。AI技術の発達による社会の変化や、少子高齢化の進んでいく日本の行く先も書かれており、非常にクレバーな分析だった。

来るべき最悪の事態を想定し、そのために備えておくべき、という主張も理解できた。

だが、私には「今後の世界は著者の分析通りになるかも、でも、そうならないかも」という考えがどうしても頭から離れなかった。

 

見解の相違②:人間が秘める可能性への認識

人間というものに対して、私は「(自分を含めて)基本的に俗っぽいものを好む」と認識している。多くの人間は『現状維持バイアス』からなかなか抜け出せないと思っている。

著者は「誰しも多くの可能性を秘めている」と信じているように見受けられた。

 

この記事には『感想』を載せるが『評価』は載せない

自分はおそらく、著者の本を評価するべき人間ではない。

よって評価はしない。感想は上記に載せた通りだ。

 

記事を書いたことで、「私と著者には大きな見解の相違がある」ということがわかった。それだけでいい。